2. 10月の注目銘柄!「タイムズ」のパーク24が株主優待を再開!

10月の主な株主優待銘柄6/8

10月の主な株主優待銘柄

出所:著者作成

10月は株主優待銘柄が少なくなる時期ですが、「業務スーパー」を展開する神戸物産や、遠心分離機でトップシェアの巴工業などが決算を迎え、株主優待も実施しています。

その中で、今回は久しぶりに株主優待を再開したパーク24に焦点を当てましょう。

2.1 パーク24(4666):株主優待が6年ぶりに復活!トータル利回り4.5% 株価は横ばい、テコ入れで挽回へ

パーク24の株主優待(カーシェア入会特典など)7/8

パーク24の株主優待(カーシェア入会特典など)

出所:パーク24株式会社「株主優待」より著者作成

  • 株価:1998円(2026年8月18日終値)
  • 株主優待利回り:1.32%(100株のカーシェア入会特典)
  • 予想配当利回り:3.25%(2026年10月期)

パーク24は2026年10月期から株主優待を再開しました。内容は自社のカーシェアリング「タイムズカー」の特典で、2026年10月末に株主になると、入会後3カ月間の基本月額料(2640円相当)が無料となります。100株を保有した場合、優待利回りは1.32%、1株あたり65円の配当金を合わせ、トータル利回りは4.57%となります。

パーク24の株価チャート(日足、1年)8/8

パーク24の株価チャート(日足、1年)

出所:著者作成

  • 株価は1700円~2300円のレンジ、1年騰落率-1.96%(2026年8月18日終値)
  • 2025年10月期は5年ぶり減益、2026年10月期は増収増益へ
  • 株主還元900億円に抑制、超過部分は還元へ

株価は一進一退の状況です。業績はコロナ後の回復に一服感があるほか、足元では海外駐車場事業の不振やカーシェアリング事業の稼働率低下などが発生しており、投資家は成長ストーリーを描けていないのかもしれません。海外事業は再編したほか、株主還元も積極化し、株価のテコ入れを進めます。

3. 【まとめ】2026年度も後半戦へ 10月の決算シーズンと11月の大統領選に注目

紹介した9月・10月の株主優待3選のトータル利回りは次のとおりです。

【配当金+株主優待のトータル利回り(2026年8月18日終値)】

  • 三井住友FG:3.33%(うち配当利回り2.61%)
  • 商船三井:3.71%(同2.98%)
  • パーク24:4.57%(同3.25%)

9月に権利が確定する三井住友FGと商船三井は、どちらも足元では株価が上昇しています。三井住友FGは金利の上昇が、商船三井は海運市況の上昇が追い風となっており、好調な事業環境が株価を押し上げているとみられます。

一方、10月のパーク24の株価は停滞の傾向です。国内駐車場事業は堅調ながら、カーシェアリングや海外駐車場事業の苦戦が嫌気されていると考えられます。海外の改革は一巡したことから、今後の持ち直しに期待したいところです。

若山 卓也
普段からお客様にお伝えしていることですが、株式投資は「買って終わり」ではありません。購入後も企業の業績やニュースを定期的にチェックし、ご自身の資産状況と照らし合わせながら保有を続けるか判断することが大切です。

10月になると、株式市場は再び決算公表シーズンを迎えます。また、2026年は11月に米国大統領選も控えており、その動向が株価にも影響する展開も想定されます。株式投資は、「買った後」にも注意し、余裕資金で行うよう心がけましょう。

免責事項

  • 投資判断は、最新の決算資料や市場動向をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。
  • 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の株式の売買を推奨するものではありません。
  • 株主優待の内容や条件は変更される場合があります。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。

参考資料

若山 卓也