2. 「静かな退職」をしている人の割合は約16%?

株式会社スコラ・コンサルトの調査(社員100名以上の企業に勤める管理職や一般社員を対象とした意識調査/2025年8月4日公表)によると、「割り当てられた業務以上のことはなるべくやらないようにしている」と回答した人は全体の約40%でした。

内訳は、「よく当てはまる」という回答が全体の7.9%、「まあ当てはまる」が32.9%です。

「よく当てはまる」または「まあ当てはまる」と回答した人の約40%は転職意向がないことから、調査対象の約16%(=40%×40%)が「静かな退職」をしていると言うこともできます。

「よく当てはまる」または「まあ当てはまる」と回答した人の割合を年代別に見ると次の通りです。

  • 20歳代:よく当てはまる10.9%・まあ当てはまる40.6%(合計51.5%)
  • 30歳代:よく当てはまる8.0%・まあ当てはまる38.0%(合計46.0%)
  • 40歳代:よく当てはまる7.6%・まあ当てはまる28.1%(合計35.7%)
  • 50歳代:よく当てはまる5.2%・まあ当てはまる25.6%(合計30.8%)
  • 全年代:よく当てはまる7.9%・まあ当てはまる32.9%(合計40.8%)


20歳代では全体の半数以上の人が該当しており、30歳代を含めて年代が若い人ほど「静かな退職」をしている可能性が高い状況です。