5. 【3号分割】「年金月額が平均で7000円以上アップ」対象期間と注意点
次に、夫の扶養に入っている専業主婦など国民年金第3号被保険者が請求できる「3号分割」した後に「平均年金月額はどのくらい変わるのか?」みていきましょう。
3号分割をした側(主に会社員の夫など男性)は、年金月額が平均で7071円減少しています。一方、分割を受けた側(主に専業主婦などの女性)は、平均で月に7779円増えています。
この制度では、平成20年4月以降の婚姻期間しか分割対象にならないため、金額の変動は離婚分割(合意分割)よりもやや小さめです。それでも、将来の年金が月に7779円、年換算すると1年で9万円ほど増えるということになるので、老後の生活にとっては大きな意味があるといえるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)