3. 年金分割には2種類ある 合意分割と3号分割の違いとは?
それぞれの違いについてみていきましょう。
3.1 合意分割
離婚後に夫婦で話し合って、結婚中の厚生年金の納付記録(標準報酬)を分け合う制度です。記録上の取り扱いを変更することで、それぞれの将来の年金額に反映される仕組みで、最大で2分の1まで分割できます。
3.2 3号分割
専業主婦(夫)など国民年金の第3号被保険者だった人が対象で、配偶者の合意がなくても、自動的に記録の半分を自分のものとして請求できる制度です。ただし、3号分割の対象となるのは、2008年(平成20年)4月以降の期間に限られます。
いずれも「実際の年金を分ける」のではなく、あくまで納付記録を分けて将来の受給額に反映させる制度であり、離婚から2年以内の請求が必要です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)