4. 【合意分割】「月3万円以上の変動も」年金額への影響
厚生労働省「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、年金分割のうち「合意分割」をした側は、年金月額が平均で3万1486円減少しています。一方、分割を受けた側は平均で月に3万3102円増えており、年金分割によってそれぞれ月額3万円以上の増減があることがわかります。
平均年金月額を単純に年換算すると「分割した側は年間37万円ほど減り、分割を受けた側は年間39万円ほど増える」ということもいえます。これは、両者にとって将来の生活費や家計にとって大きな影響を与える金額となりえるでしょう。