2. 年金分割とは?制度の仕組みと対象者をやさしく解説
年金分割とは、離婚した際に結婚中の厚生年金の保険料納付記録(標準報酬)を夫婦で分け合い、それぞれの将来受け取る年金額に反映させる制度です。
対象となるのは、結婚中に一方が会社員や公務員として厚生年金に加入していた夫婦です。たとえば、配偶者が厚生年金に加入し、自分が専業主婦(またはパート勤務など第3号被保険者)だった場合、自分では納めていなかった分の一部を将来の年金額として受け取れるようになります。
実際にお金を「分け合う」のではなく、婚姻期間中の厚生年金の保険料納付記録の一部を移し替えることで、それぞれの将来の年金額に反映させる仕組みです。これにより、分割を受けた側は年金額が増え、分割をした側は年金額が減ることになります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)