3. 東京都第7区(港区・渋谷区)候補者・丸川珠代氏の基礎情報
参議院から鞍替えして出馬した丸川氏は、東京大学経済学部卒の元テレビ朝日アナウンサーです。
2007年に参議院議員として初当選。環境大臣やオリンピック・パラリンピック担当大臣などを務めました。
夫は元衆議院議員の大塚拓氏(今回で落選)。現在は12歳になる長男を子育て中です。
公約には政治改革として、政治資金を監督する独立した第三者機関を設置することを明言しました。
自身の母親への介護経験から「希望の源」とする社会保障政策を強調し、質が高く負担の少ない医療・介護の実現などを挙げています。
4. 丸川珠代氏が掲げる女性の子育てとキャリアの両立支援について
丸川氏は、女性の子育てとキャリアの両立支援を公約として挙げています。
厚生労働省が発表した最新の「令和6年版 労働経済の分析」によると、子育て等のキャリア中断による男女の賃金等の差は歳を重ねるごとに広まることがわかっています。
以下の表は企業規模別の、新卒から同じ会社に勤めているフルタイム労働者の男女別賃金カーブです。
おおよそ40歳以降において賃金差がみられ始め、55~59歳で最大となることがわかります。特に1000人以上の大企業においては、月額10万円以上の差になっています。
女性の社会進出が進んだものの、非正規雇用率も依然として高いのが現状で、男女の賃金格差にも影響しています。
5. まとめ
東京都第7区から出馬した、立憲民主党元職の松尾明弘氏、自民党の丸川珠代氏の政策を比較しました。
他候補の公約も発表されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
参考資料
LIMO編集部
執筆者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。
監修者
1991年生まれ。新潟県新潟市出身。2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォーム(現:株式会社モニクルリサーチ)に入社し、現在はコンテンツ編成本部マネージャー。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」を中心に、多くの読者の方に幅広いコンテンツを届けるための戦略立案に従事している。
それ以前は、LIMO編集部にてアシスタント・コンテンツマネージャー(ACM)として従事。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信していた。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール(アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど)やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万~数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。
最終更新日:2024/09/04