10月27日に衆議院議員総選挙が行われます。石破茂氏が新たに首相に就任し10月1日に新内閣が発足してから、異例の早さでの解散総選挙となりました。さらに経済・景気対策や少子高齢化などの社会問題に対して、国民の関心が高まっていることから、今回の選挙は特に注目を集めています。
そこで今回は、東京都第20区の三人の立候補者のなかから、木原誠二氏、宮本徹氏の情報を振り返ります。
1. 東京都第20区(東村山市/東久留米市/東大和市/武蔵村山市/清瀬市)候補者・木原誠二氏の基礎情報
まずは、木原誠二氏のプロフィールと公約についてみていきましょう。
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プロフィール:1970年生まれ、私立武蔵高校、東京大学法学部卒業後、1993年に大蔵省入省、同省で数々の役職を歴任した後、 ロンドン大学LSE修士号を取得。その後日本人として初めて英国大蔵省に出向。
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経歴:自民党選挙対策委員長代行 /前自民党幹事長代理/元内閣官房副長官/元衆議院内閣委員長/元自民党政務調査会副会長兼事務局長 /元外務副大臣、外務政務官
- 党派:自民党公認/公明党推薦
2. 木原誠二氏の公約
木原誠二氏が掲げる公約は以下の通りとなっています。
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政治改革を強力に推進
政治資金規正法の改正や政治資金監視の強化に取り組み、選挙制度・国会改革を主導するとしています。
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賃上げと投資が牽引する成長型経済を実現
賃上げと投資促進、中小企業の利益確保、国内産業の立地促進を推進し、物価高対策も実施することを掲げています。
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世界一の健康長寿社会創り
地域包括ケアシステムや予防医療の充実、認知症対策の強化に取り組む方針です。
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子ども真ん中の行政を確立
児童手当などの少子化対策の定着・実行に加えて、いじめや子どもの貧困対策を推進するとしています。
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地元北多摩の発展を牽引
交通インフラの整備、再開発プロジェクト、水害対策を推進することを掲げています。
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平和を創る外交・安保
日米同盟を基軸に多国間の外交・安保ネットワークを展開し、普遍的価値を守るとしています。
3. 木原誠二氏が掲げる物価高対策について
2024年の物価高対策として、政府は低所得者世帯や年金生活者を対象に10万円の給付金を実施しました。この給付金は、住民税非課税世帯や住民税均等割のみ課税される世帯が対象でした。また、電気・ガス代の補助やガソリン補助金の継続も実施され、生活費の負担軽減に加えて学校給食費の軽減や農林水産業、中小企業へも支援が行われました。
次ページでは、宮本徹氏について紹介します。