先ほど見た厚生労働所の産業別賃金では理系を卒業した学生が多く就職する「製造業」についてみてみましょう。

「製造業」の賃金を見ると全年齢平均で29.45万円。先ほど見た25から29歳では22.9万円と「電気・ガス・熱供給・水道業」、「情報通信業」と比べると低く見えます。

理系でも金融機関やコンサルタントとして活躍する人も多いですし、「電気・ガス・熱供給・水道業」や「情報通信業」でエンジニアなどとして職を手にすれば年収1000万円に近づけるのではないでしょうか。

女性で高賃金を手にできる職業とは

厚生労働省の資料は賃金について男女別のデータもあります。ここで面白いのは、女性で最も賃金が高い産業がこれまで見てきた産業と異なる点です。

女性で平均賃金が最も高いのは「教育, 学習支援業」で30.98万円となっています。また「学術研究, 専門・技術サービス業」も29.48万円と賃金は高くなっており、女性にとって条件の良い産業ということが言えます。

まとめにかえて

日本で年収1000万円以上を稼ぐのは難しいということが分かりましたが、データをもとにいかに年収を1000万円に近づけることができるのかを考えれば、その方法は見えてきそうです。産業別に選択・選別してもよいですし、企業別に選択をしてもよいですし、そうした分析の結果、年収1000万円は夢では決してなくなりそうです。

あわせて読みたい

LIMO編集部