「法曹の収入・所得, 奨学金等調査の集計結果(平成28年7月)」と題されたレポートには弁護士の所得結果が記されています。詳細は当レポートを参考にしていただければと思いますが、その中からハイライトをお伝えします。
平成27年分の所得の「平均値」は弁護士登録1年目から15年目までで716万円。これが「中央値」になると537万円となります。いかがでしょうか。イメージと異なるのではないでしょうか。「中央値」というのはデータを小さい順(または大きい順)に並べて、その真ん中の値を取り出したものです。平均値であれば大きな値(小さな値)に引っ張られ、全体像がよく見えなくなることがあります。もっとも、標準偏差などの数値もあればよいのですが、今回の開示データにその数値はないのであしからず。
ちなみに、弁護士登録6年目以降15年目までの所得の平均値は917万円、中央値は727万円となり、弁護士になったからといって即「年収1000万プレーヤー」かというと現実的にはそう簡単ではなさそうです。勉強した割には苦労をする職業という見方もできるでしょう。
理系で年収1000万円を手にできる仕事はあるのか
理系で年収1000万円を実現するにはどうしたらよいでしょうか。
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