マイボトルは重くてウザい!?

「高校生の息子が、毎月お小遣いが足りないと文句を言ってきます。よくよく聞いたら毎日ペットボトル飲料に500円近く使っていることが判明!しかも通学定期付きの電子マネーに“万が一のために”とチャージしたお金まで使い込んでいました。

それ以降、外出時には水筒を持っていくように言いましたが・・・本人は面倒くさがっていますけどね」

どうでしょう。子どもは親の背中を見て育つ、とは言いますが、「お金のしつけ」ってどうしたらいいのか、考えさせられるケースばかりですよね。

「子どもの金融教育の必要性」を考える

ではここで、金融広報中央委員会が2019年3月に行った『金融リテラシー調査2019年※』から、「金融教育を求める声・実施状況・効果」の項の調査結果を見てみましょう。

同調査のアンケートにて「金融教育を行うべき」と回答したのは全体の67.2%。ただ、そのうち、自身が金融教育を受けたことが「ある」という認識の人は、わずか8.5%にとどまっています。

また、学校等や家庭における金融教育の経験については、以下のようになっています。

  • 学校等における金融教育を・・・

    受ける機会があり、受けた 7.2%
    受ける機会はあったが、受けなかった 1.8%
    受ける機会はなかった 75.0%
    わからない 16.0%

  • 家庭における金融教育を・・・

    教わる機会はあった 20.3%
    教わる機会はなかった 62.3%
    わからない 17.4%