さらに、18~24歳の学生についてみてみると、アンケートとともに実施された「金融知識・判断力」に関する正誤問題の正答率は、「金融教育を受けた」と認識している学生が53.6%だったのに対し、「金融教育を受けていない」と認識している学生の正答率は39.6%と低くなっています。
18~24歳というと、親元を離れ、ひとりで生活を始めるということが多い年代でもあります。子どもの頃の「お金の教育」がいかに必要かということについても、大いに考えさせられる結果といえるかもしれませんね。
【参考】
『金融リテラシー調査2019年』知るぽると 金融広報中央委員会
※この調査は、全国の18~79歳の25,000人を対象に、インターネットによる回答形式で実施された調査で、『金融知識・判断力』に関する正誤問題とアンケートで構成されています。
日常生活を通じてお金の教育を
では、子どもたちの健全な金銭感覚を育てるために、私たち大人はどんなことを心がければよいでしょうか。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。