風情あるナチュラルガーデンに憧れるものの、新規の植え付けや季節ごとの植え替えで購入する苗の費用が気になっていませんか。
そんな時には、一度植えれば毎年花を咲かせる「多年草」がおすすめです。中でも1株で大きく成長し、長期間花を咲かせる植物を選べば、少ない苗でも庭を華やかにできてコストパフォーマンスも抜群です。
この記事では、植えっぱなしでも初夏から秋まで長く花を楽しめる、夏の暑さに強いナチュラルな多年草を3種類、参考価格とあわせてご紹介します。
1. この記事で紹介する「大きく育ち、植えっぱなしで長く咲く多年草」
宿根フロックス1/11
Galyna G/shutterstock.com
- アガスターシェ
- 宿根フロックス
- ガウラ
いずれも日当たりの良い環境を好み、夏の厳しい暑さにも負けずに次々と花を咲かせる生命力豊かな多年草です。寒さにも強いため、植えっぱなしでも管理がしやすく、ガーデニング初心者さんや毎日忙しい方にもおすすめです。
記事後半では「宿根草・多年草・一年草の違い」についても解説します。
2. 植えっぱなしで節約ガーデニング!大きく育ち長く咲く「ナチュラル多年草」3選
2.1 爽やかな香りが魅力「アガスターシェ」
アガスターシェ2/11
Alex Manders/shutterstock.com
アガスターシェは、心地よい香りが特徴的なハーブの一種です。初夏から秋にかけて、まっすぐ伸びた茎の先に、小さな花が穂状に集まって咲きます。
花の色は紫やピンク、オレンジなど多彩なバリエーションがあります。草丈が高くなる品種が多いため、花壇の後方に植えると庭に立体感が出ておしゃれな雰囲気に。花と葉の両方から爽やかな香りがするので、ドライフラワーやポプリにして楽しむのもおすすめです。
植え付けの際は、水はけの良い土を選んでください。暑さや乾燥に強く、病害虫の心配も少ないため、あまり手間がかかりません。
※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)
2.2 ボリューム満点の甘い香りの花「宿根フロックス」
宿根フロックス3/11
Flower_Garden/shutterstock.com
宿根フロックスは、茎の先端に小さな花が密集して咲き、こんもりとした姿が特徴です。初夏から秋にかけて庭を彩り、そのボリュームと鮮やかな色合いで、庭全体を明るい雰囲気にしてくれます。花からは、ほのかに甘い香りが楽しめます。
花色はピンク、赤、白、紫など非常に豊富。一度植えると年々株が大きく育ち、1株だけでも存在感のある姿になるため、庭の主役やアクセントにおすすめです。
病害虫を防ぐためには、風通しの良い場所を選ぶことが大切です。水はけの良い土壌に、株と株の間隔を十分にとって植え付けましょう。花が終わった後に花茎ごと切り戻しをすると、次の花が咲きやすくなり、長い期間美しい姿を維持できます。
※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)
2.3 蝶が舞うような可憐な花「ガウラ」
ガウラ4/11
MNStudio/shutterstock.com
ガウラは和名を「白蝶草(ハクチョウソウ)」といい、その名の通り、白い蝶が舞っているような愛らしい花の姿が人気の植物です。細くしなやかな茎が風にそよぐ様子は、ナチュラルガーデンに優雅な動きを加えてくれます。
見た目は繊細ですが非常に丈夫で、夏の暑さにも強いのが特徴です。開花時期は初夏から晩秋までと長く、途切れることなく咲き続けるため、長期間にわたって庭を彩ってくれます。白だけでなくピンクの花を咲かせる品種もあります。
肥料はほとんど必要なく、乾燥した環境を好むため、一度根付いてしまえば手間がかかりません。ただし、草丈が1m以上に成長する品種は倒れやすくなることがあります。その場合は、周りの植物で支えるように植えたり、伸びすぎた部分を切り戻したりすると、きれいな形を保てます。
※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)
3. 大きく育って初夏~秋ずっと咲く、暑さに強い多年草で「お金をかけない庭づくり」
今回は、費用を抑えつつおしゃれなナチュラルガーデンを楽しみたい方へ、1株で大きく育ち、植えっぱなしでも毎年花が咲く、管理が簡単な多年草を3種類ご紹介しました。
ご紹介した多年草は、いずれも夏の暑さに強く、初夏から秋まで自然な雰囲気の花を咲かせ続けます。一度根付くと年々株が大きくなるため、長い目で見れば非常にコストパフォーマンスに優れた植物といえるでしょう。
季節ごとに新しい苗を買い足さなくても、庭の環境に適した丈夫な多年草を選ぶことで、手間やコストをかけずに美しい庭を維持できます。ぜひ、お気に入りの一株を見つけて、自分だけの心地よい庭づくりを始めてみてはいかがでしょうか。
4. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?
さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。
- 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
- 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
- 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。
※分類には諸説あります。
※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。
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鈴森 真樹
