いよいよ夏本番。じりじりと照りつける太陽と、夕方になっても気温が下がらない西日の強い場所は、人にとっても植物にとっても過酷な環境です。
とくに、日当たりの良い玄関先やベランダの鉢植えで育つ植物は、暑さや乾燥で弱ってしまいがち。「毎年夏は鉢植えの植物が枯れてしまう」「真夏の玄関先やベランダでも咲くかわいい花があったらな」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、厳しい暑さや西日に耐える力があり、鉢植えでも秋まで長く楽しめる夏に強い花を3種、参考価格とともに紹介します。乾燥にも強く、初心者さんやお忙しい方でも育てやすい植物たちです。
1. この記事で紹介する「鉢植えでも育てやすい、暑さと西日に強い花」
ニチニチソウ1/12
Tantri Yuliani/shutterstock.com
- センニチコウ
- ニチニチソウ
- ジニア
どれも日当たりの良い環境を好む、夏の太陽が大好きな植物たち。
記事の後半では「植木鉢の号数とサイズの一覧」も、わかりやすくお伝えします。
2. 玄関先やベランダに!夏~秋ずっと咲く「暑さと西日に強い花」3選
2.1 コロンとした愛らしい花が秋まで長く咲く「センニチコウ」
センニチコウ2/12
Uswatus sa'adah/shutterstock.com
まん丸のポンポンのような花が愛らしい、センニチコウ。真夏の強烈な光を浴びても色あせることがなく、鮮やかな花が秋までずっと咲きます。
花色はピンクや赤、白などの優しい色合いが、ナチュラルな雰囲気にぴったり。カサカサとした独特の質感が特徴で、切り花やドライフラワーとしても長く楽しめる花です。
乾燥にとても強く、土がしっかりと乾いてからの水やりでも間に合うため、鉢植えでもとくに管理しやすい植物。過湿には弱いので、土の表面が乾いてからの水やりを心がけましょう。
※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)
2.2 夏の鉢植えを鮮やかに彩る定番の花「ニチニチソウ」
ニチニチソウ3/12
Hordlena/shutterstock.com
照りつける太陽の下でも、毎日新しい花を次々と咲かせるニチニチソウ。赤やピンク、白など鮮やかな花色が多く、夏の玄関先やベランダを明るく彩ってくれます。
シンプルな一重咲きや八重咲き、小さな花が咲く小輪種など花の形も豊富で、好みに合わせて選べるのも嬉しいポイント。1株だけでも存在感があり、寄せ植えの主役として楽しむのはもちろん、単独で育てるのもおしゃれです。
暑さや乾燥には強いですが、多湿は苦手。風通しの良い場所で、土の表面が乾いてからたっぷり水をあげましょう。切り口から出る白い液でかぶれることがあるため、お手入れの際は手袋をすると安心です。
※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)
2.3 繊細で涼しげな白い小花が広がる「ユーフォルビア ダイアモンドフロスト」
ユーフォルビア ダイアモンドフロスト4/12
Jobrestful/istockphoto.com
繊細で雪のような白い小花をふんわりと咲かせ、涼やかな雰囲気を演出してくれる植物です。一見か弱そうに見えますが、夏の暑さや直射日光に非常に強く、春から秋にかけて休むことなく咲き続ます。
1株でもボリューム満点に育ちますが、カスミソウのような雰囲気で、どんな植物とも相性抜群。寄せ植えの後方に植えると主役の引き立て役としても活躍してくれます。
元気よく育つので、大きくなりすぎたと感じたら適宜切り戻してください。ニチニチソウ同様、切り口から出る白い液でかぶれることがあるため、お手入れの際は手袋をしておきましょう。
※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)
3. 真夏の鉢植え《育て方》3つのコツ
5/12
OPgrapher/shutterstock.com
3.1 風通しの良い場所に置く
植木鉢やプランターを風通しの悪い場所に置くと、株や土の中が高温多湿になり、病気の原因になってしまいます。できるだけ風通しの良い場所に置き、蒸れないように管理しましょう。
3.2 植木鉢やプランターは地面から離す
地面にブロックやすのこなどを置いた上に植木鉢やプランターをのせると、プランターと地面の間に隙間ができ、地面の熱が伝わりづらくなります。また、鉢底の風通しも良くなるため、蒸れの防止にも効果的です。
3.3 水やりは涼しい時間に
暑い時間に水やりをすると、土の中の水がお湯になり、根を傷めてしまいます。水やりは夕方から夜や、早朝の少しでも涼しい時間帯に行いましょう。
4. 暑さに強く愛らしい花で、真夏の玄関先やベランダでも花を楽しもう
厳しい暑さや乾燥、そして強烈な西日が差し込む場所でも元気に育つ植物を選ぶことで、夏の鉢植えはぐっと管理しやすくなります。
鉢植えという植物にとって過酷になりがちな環境でも、今回ご紹介した植物たちなら、真夏も休むことなく秋まで愛らしい花を咲かせてくれるはずです。
真夏の玄関先やベランダでもたくましく生きる植物たちを育てて、元気をもらってみてはいかがでしょうか。ぜひお気に入りの暑さに強い花を迎えて、心豊かな時間を楽しんでみませんか。
5. 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧
さいごに、植木鉢の号数とサイズも確認しておきましょう。
植木鉢の号数とサイズ6/12
出所:LIMO編集部作成
植木鉢のサイズは直径3㎝刻みです。
- 3号鉢…直径9㎝
- 3.5号鉢…直径10.5㎝
- 4号鉢…直径12㎝
- 5号鉢…直径15㎝
- 6号鉢…直径18㎝
これより大きな鉢も、鉢の号数×3が直径です。
植物に対して植木鉢のサイズが小さすぎると根が詰まり、水や肥料を吸収しづらくなってしまいます。反対に鉢サイズが大きすぎると鉢内の水が乾きにくくなり、根腐れやコバエ発生の原因に。
植え替えの際は、元の鉢サイズよりも1、2号大きいサイズの鉢に植え替えるとよいでしょう。
6. 今読まれている【おすすめガーデニング記事】6選
6.1 【暑さに強いグランドカバー】植えっぱなしで雑草対策できる《多年草・低木》6選&選び方のコツ
【暑さに強いグランドカバー】植えっぱなしで雑草対策できる《多年草・低木》6選&選び方のコツ
猛暑の中での草抜きの手間を減らすため、夏の暑さや乾燥に強いグランドカバープランツをご紹介します。クラピアやディコンドラなど、地面を密に覆う6種の植物をピックアップ。選び方のポイントも解説します。
6.2 たった3株で「玄関先があか抜ける」植えっぱなしOK!センスのいい《低木×多年草》組み合わせ3例
たった3株で「玄関先があか抜ける」植えっぱなしOK!センスのいい《低木×多年草》組み合わせ3例
玄関前の小さなスペースを活用できる、たった3株の植物の組み合わせをご紹介します。主役の低木1本と、足元を彩る多年草2株を選ぶだけで、見違えるほどあか抜けます。植えっぱなしで毎年楽しめるのも魅力です。
6.3 日陰の庭で【節約ガーデニング】1株でも一年中美しい!植えっぱなしで大きく育つ常緑多年草3選
日陰の庭で【節約ガーデニング】1株でも一年中美しい!植えっぱなしで大きく育つ常緑多年草3選
日当たりが悪くてガーデニングを諦めていませんか?1株でも大きく広がり、環境に馴染めば毎年楽しめる「コスパ抜群の多年草」を取り入れれば、暗い日陰もおしゃれな空間に。おすすめの3種をご紹介します。
6.4 【夏のブルーガーデン】初夏から涼しげな青い花が咲く「暑さに強い」多年草・一年草おすすめ3選
【夏のブルーガーデン】初夏から涼しげな青い花が咲く「暑さに強い」多年草・一年草おすすめ3選
「夏は暑さで植物が枯れてしまう」「お庭が爽やかな雰囲気になったらいいのに」とお悩みの方も多いはず。そんな方におすすめしたい暑さに強く夏に爽やかな青い花が咲く多年草・一年草を3種ご紹介します。
6.5 暑さに強い!涼やかブルーが美しい「晩秋までずっと咲く花」ローメンテで真夏も花咲く!グランドカバーとして雑草対策にも!今からでも育てられます
暑さに強い!涼やかブルーが美しい「晩秋までずっと咲く花」ローメンテで真夏も花咲く!グランドカバーとして雑草対策にも!今からでも育てられます
夏の猛暑も咲き続ける「スーパートレニア カタリーナ」は、花がら摘みが不要で、日々のお手入れは水やりのみとローメンテなのが魅力。グランドカバーとして雑草対策にもなります。今からでも植え付け可能です!
6.6 受け皿として使うだけでこんなにおしゃれ!セリアの「アクアプランツボール」が110円で植物インテリアを格上げ!水草もおしゃれに飾れる!
受け皿として使うだけでこんなにおしゃれ!セリアの「アクアプランツボール」が110円で植物インテリアを格上げ!水草もおしゃれに飾れる!
セリアのメダカ用品「アクアプランツボール」が、植木鉢の受け皿として大活躍!ガラスのような透明感と丸みのあるフォルムが、植物インテリアを格上げします。実際に受け皿として使ってみたポイントを紹介します!
鈴森 真樹