3. 【ライフコース別の年金額例】働き方別5つのモデルを比較

2026年度の年金額の一例を取り上げましたが、これらはあくまでモデルケースに基づいたものであり、実際の受給額は加入期間や収入状況によって個人ごとに異なります。

そこで本章では、厚生労働省が公表している資料を参考に、複数のモデルケースごとの年金額の目安を見ていきます。

3.1 モデルケース①:男性・厚生年金期間中心(20年以上)の年金目安

《年金月額》17万6793円

  • 平均厚生年金期間:39.8年
  • 平均収入:50万9000円(※賞与含む月額換算。年収換算で約610万円)
  • 内訳:基礎年金6万9951円/厚生年金 10万6842円

3.2 モデルケース②:男性・国民年金(第1号被保険者)期間中心(20年以上)の年金目安

《年金月額》6万3513円

  • 平均厚生年金期間:7.6年
  • 平均収入:36万4000円
  • 内訳:基礎年金 4万8896円/厚生年金 1万4617円

3.3 モデルケース③:女性・厚生年金期間中心(20年以上)の年金目安

《年金月額》13万4640円

  • 平均厚生年金期間:33.4年
  • 平均収入:35万6000円
  • 内訳:基礎年金 7万1881円/厚生年金 6万2759円

3.4 モデルケース④:女性・国民年金(第1号被保険者)期間中心(20年以上)の年金目安

《年金月額》6万1771円

  • 平均厚生年金期間:6.5年
  • 平均収入:25万1000円
  • 内訳:基礎年金 5万3119円/厚生年金 8652円

3.5 モデルケース⑤:女性・国民年金(第3号被保険者期間)中心(20年以上)の年金目安

《年金月額》7万8249円

  • 平均厚生年金期間:6.7年
  • 平均収入:26万3000円
  • 内訳:基礎年金 6万9016円/厚生年金 9234円

モデルケースを比較すると、年金額は加入していた制度や期間、収入によって大きく変わることが分かります。

とくに、厚生年金に長く加入している場合は、男女ともに月10万円以上となりやすく、男性のケース①では約17万円と最も高い水準となっています。

一方で、国民年金(第1号被保険者)の期間が中心となるケースでは、月額は6万円前後にとどまり、厚生年金中心のケースと比べて差が大きくなっています。

また、同じ厚生年金中心でも、収入や加入期間の違いによって金額に差が出ており、女性のケースでは男性より低い水準となっています。

このように、年金額は一律ではなく、働き方や収入、加入歴によって大きく異なるため、自分の状況に照らして確認することが大切です。

ご自身の年金見込額を知りたい場合は、「ねんきん定期便」または「ねんきんネット」で確認してみることをおすすめします。