2. 【4月からじゃないの?】増額改定後の年金額が反映されるのは「6月15日支給分」から
年金額の改定は4月から適用されるため、「すぐに増えるのでは」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、実際の支給タイミングには仕組み上のずれがあります。
年金は原則として年6回、偶数月の15日に支払われ、各回でその前月までの2カ月分がまとめて振り込まれます。
たとえば4月の支給分には、2月分と3月分が含まれ、4月分と5月分は6月に支払われます。
このような支給の仕組みから、4月以降の増額分が実際に反映されるのは、4月分と5月分がまとめて支払われる「6月15日」となります。
あらかじめこのルールを理解しておくことで、振込額の変化をスムーズに把握しやすくなるはずです。
また、年金を受け取っている方には、改定のタイミングにあわせて毎年6月頃に「年金振込通知書」が送付されるため、内容を確認しておくと安心です。
2.1 年金受給者に6月に届く「年金振込通知書」とは?
年金を受け取っている方には、毎年6月頃に、改定後の支給額が反映された「年金振込通知書」が送付されます。
この通知書には最新の年金額が記載されているため、届いた際には必ず中身を確認しておくことが重要です。
とくにチェックしておきたいのが、「年金支払額」と「控除後振込額」の2点です。
「年金支払額」は、公的年金として支給される総額を示しており、税金や社会保険料が差し引かれる前の金額です。
一方で「控除後振込額」は、税金や社会保険料が差し引かれた後の金額で、実際に受け取る手取り額を把握できます。
また、年金についても、現役時代の給与と同様に各種の税金や社会保険料が差し引かれる仕組みとなっているため、どの程度控除されているかを確認しておくことが大切です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて主にリテール営業に従事した。とくに銀行では国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売に携わり、全国表彰歴あり。金融機関勤務後は経験を活かし、株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。
現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修をおこなっている。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2025年8月25日更新)
監修者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は日本生命保険相互会社出身の村岸理美、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)