2. 【NISAの相続ルール】亡くなった瞬間に「非課税→課税」に変わるのか

NISAを利用していた方が亡くなった場合でも、その口座を家族が引き継いで「NISAのまま」使い続けることはできません。

ただし、口座内にある株式や投資信託などの資産は、重要な相続財産として家族へ承継することが可能です。

相続が発生すると、故人のNISA口座に保有されていた資産は、いったん同じ金融機関の「課税口座(特定口座または一般口座)」へ移されます。

この時点で非課税の扱いは終了し、それ以降に生じる運用益には課税されることになります。

NISAの相続ルールとは?5/7

NISAの相続ルールとは?

LIMO編集部作成

手続きの一般的な流れとしては、まず故人名義のまま課税口座へ移された後、相続が確定してから相続人(受け取る家族)名義の課税口座へと移管されます。

円滑に進めるためには、「原則として受け取る側も故人と同じ金融機関に口座を保有している必要がある」という点に注意が必要です。

2.1 相続時の取得費は「相続が開始された日の終値」を基準に算定

相続人が資産を受け継ぐ際の「取得費(購入時の価格)」は、故人の購入額ではなく「相続開始日(亡くなった日)の終値」が基準となります。

将来、相続人がその資産を売却する場合の税額は、この時点で設定された価格をもとに計算されます。