3. 2025年の後期高齢者医療保険料

後期高齢者医療保険の財源構成は、「公費50%・現役世代の負担40%・後期高齢者の保険料10%」です。後期高齢者医療保険は自己負担割合が抑えられていますが、ここ数年は後期高齢者医療保険料の上昇が続いています。

少子高齢化の進展に対応しつつ、現役世代の負担が過重にならないようにするためにも、今後も保険料の増加は免れないでしょう。実際に、2025年度は2024年度から1.6%の増加となりました。

厚生労働省の資料を基に、「年金収入195万円」の方が負担する2025年度の保険料を見てみましょう。

  • 全国:5673円
  • 北海道:6325円
  • 青森県:5415円
  • 岩手県:4808円
  • 宮城県:5216円
  • 秋田県:5042円
  • 山形県:5283円
  • 福島県:5056円
  • 茨城県:5358円
  • 栃木県:4991円
  • 群馬県:5567円
  • 埼玉県:5067円
  • 千葉県:5008円
  • 東京都:5355円
  • 神奈川県:5440円
  • 新潟県:4850円
  • 富山県:5033円
  • 石川県:5573円
  • 福井県:5458円
  • 山梨県:6003円
  • 長野県:5156円
  • 岐阜県:5400円
  • 静岡県:5275円
  • 愛知県:6117円
  • 三重県:5475円
  • 滋賀県:5371円
  • 京都府:6180円
  • 大阪府:6495円
  • 兵庫県:6134円
  • 奈良県:5833円
  • 和歌山県:6125円
  • 鳥取県:5892円
  • 島根県:5618円
  • 岡山県:5758円
  • 広島県:5438円
  • 山口県:6408円
  • 徳島県:6033円
  • 香川県:5892円
  • 愛媛県:5719円
  • 高知県:6100円
  • 福岡県:6641円
  • 佐賀県:6250円
  • 長崎県:5792円
  • 熊本県:6259円
  • 大分県:6509円
  • 宮崎県:5675円
  • 鹿児島県:6592円
  • 沖縄県:6410円

もっとも高い都道府県は福岡県で6641円で、一方でもっとも低い都道府県は岩手県の4808円です。

日常生活においては、税金や社会保険料が差し引かれたあとの手取り収入をベースに考えなければなりません。保険料が今後も上昇する事態に備えて、日常的に無駄な支出を抑える意識を持ちましょう。