1.2 【二人以上世帯】20歳代〜70歳代の「平均貯蓄額(平均・中央値)」はいくら?

J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」によると、20歳代〜70歳代・二人以上世帯の貯蓄額は下記のとおりです。

20歳代〜70歳代・二人以上世帯の貯蓄額

20歳代〜70歳代・二人以上世帯の貯蓄額

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」をもとにLIMO編集部作成

  • 20歳代:平均値382万円・中央値84万円
  • 30歳代:平均値677万円・中央値180万円
  • 40歳代:平均値944万円・中央値250万円
  • 50歳代:平均値1168万円・中央値250万円
  • 60歳代:平均値2033万円・中央値650万円
  • 70歳代:平均値1923万円・中央値800万円

平均値と中央値の差が大きいことからも、貯蓄額には個人差や格差が大きく存在していることがわかります。

J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」にて、老後にあたる60歳代・70歳代の貯蓄額をみてみると、60歳台で2000万円以上の貯蓄を抱えている方は28%、70歳台では27.9%となっています。

かつては老後に向けて「2000万円の資産を保有する必要がある」という見解が出されたこともありますが、現実には2000万円の資産形成に成功している世帯は少数派です。