4. 【Z世代】SNSがつくる「行動の連鎖」情報収集から体験へ広がる飲食店選び

SNSではじめるお店探しは、数珠つなぎにZ世代間で広がっていくようです。

それでは、Z世代が実際の来店にどのようにつなげているのでしょうか。実際の道筋をご紹介します。

4.1 動画で見て、行って、シェアする…Z世代の「飲食店サイクル」

SNSでシェアされた動画がきっかけで飲食店を訪れた経験があるか・その動画を友人や知人にシェアしたことがあるか

出所:【Z世代の飲食店探しはSNSで完結?】Instagramの視覚訴求と保存性がZ世代に圧倒的人気!|StorePro

SNSに動画で紹介されていた飲食店に行った際、その動画を友人や知人にシェアしたことはありますか?

  • よくある17.3%
  • たまにある41.7%
  • あまりない26.4%
  • 全くない14.6%

SNSでシェアされた動画がきっかけで飲食店を訪れた経験はありますか?

  • よくある24.0%
  • たまにある49.8%
  • あまりない18.9%
  • 全くない7.3%

SNSでシェアされた動画がきっかけで飲食店を訪れた経験がある人は約7割に達し、そのうち6割以上が友人や知人にその動画をシェアしていることがわかりました。

Z世代の飲食店選びでは、SNSで情報を探してストックし、必要な時に友人や知人と共有して実際に足を運ぶという一連のサイクルが確立されていると言えるでしょう。Z世代は情報を受け取るだけで終わらず、体験をシェアして消費行動を広げていきます。SNSが口コミの場を越え、生活の流れを形づくっているのです。

こうしたZ世代の情報感度は、飲食店だけではなく自治体でも注目されています。次の章では、このZ世代の感覚がどのようにまちづくりへ活かされているのか、自治体の取り組みを紹介します。