4. 老後に備えた資金準備をしておこう
本記事では、40〜50歳代にあたる就職氷河期世代の「年収」と「貯蓄状況」について解説していきました。
40〜50歳代の平均年収は500万円台となっていますが、これはあくまで全体の平均であり、実際には「正規・非正規」や「男女」によって大きな差があります。
この世代は就職氷河期を経験したことから「不遇の世代」とも呼ばれ、現在も非正規雇用として働き続けている人が少なくありません。
その影響は年収だけでなく貯蓄にも及んでおり、40〜50歳代では平均値と中央値の差が特に大きく表れています。
老後を安心して迎えるには、まず自身の資産状況を見直し、将来受け取れる年金額を確認することが重要です。
早めに自分に合った老後対策を考え、計画的に準備を進めていくことをおすすめします。
参考資料
- 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」
- 厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
- 国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
和田 直子