2. 【賃貸住宅の原状回復トラブル】実際の相談事例
国民生活センターに寄せられた実際の相談事例を見ていきましょう。
2.1 マンションの退去時にクロスの全面張り替え費用20万円を請求された
30歳代女性のケースでは、約1年半居住した3LDK(家賃約10万円、敷金約20万円)の賃貸マンションを退去するときにトラブルが発生しました。
退去時の立会いの際、クロスは退去する際にいつも全面張替えをしていると言われたのです。納得できないと伝えたところ、張替え費用が当初よりも減額されましたが、各部屋のクロス張替え費用約14万円を請求されることに。
さらに、契約書の特約にあるハウスクリーニング費用も追加となり、合計で約20万円を請求されました。
ハウスクリーニング費用は契約時に説明があり、契約書にも明記されているため支払うことにしましたが、クロス張替えについては契約書に記載がなく、また「入居した時からあった傷」なども費用に含まれていたことから、金額に納得できないそうです。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)