3. 【賃貸住宅退去時トラブル】どう対処する?
賃貸住宅の退去時には、原状回復のトラブルが起こる可能性があります。
国民生活センターではポイントとして以下を紹介しています。
3.1 対処法1:契約書類の記載内容をよく確認
まずは基本ですが、契約する前に契約書類の記載内容をよく確認することが大切です。
管理会社や不動産業者、大家などの貸主側から説明される契約内容をよく聞き、わからないことがあればその場で確認するようにしましょう。
特に、禁止事項や修繕に関する事項のほか、「ハウスクリーニング費用は全額借主負担」など退去する際の費用負担に関する事項は確認必須です。
3.2 対処法2:記録に残す
マンションやアパートなどに入居する時には、賃貸住宅の現在の状況をよく確認しましょう。このとき記録に残すことがポイントです。
- キズや汚れなどがないか
- エアコンなど備え付けの設備がきちんと動作するか
など、できる限り貸主側と一緒に確認しましょう。写真を撮ったりメモを取ったりするのもいいですね。
3.3 対処法3:入居中にトラブルが起きたらすぐに相談
入居中にトラブルが起きた場合には、すぐに貸主側に相談することも大切です。
例えばエアコンや給湯器など、入居時に設置されていた機器に不具合や故障が起こった場合などが該当します。他にも、雨漏りや水漏れなどの賃貸住宅の使用のために必要な修繕は、原則として貸主側に修繕の義務があります。
反対に貸主側に無断で修繕を行うと、退去時の精算の際にトラブルになる可能性があるので注意しましょう。