9月といえば、新年度に次いで転勤や転職などで引越しをされる方が増える時期です。
賃貸住まいの方にとって、新しい生活への期待に胸を膨らませつつ、頭を悩ませるのが「退去」の手続きではないでしょうか。
特に、賃貸物件の原状回復をめぐるトラブルは、予想外の出費に繋がることも…。費用がかかる引っ越し時期には、できるだけ避けたい問題ですね。
「普通に生活してついた汚れなのにルームクリーニング代を請求された」「ペットが傷をつけたと言われ、クロスの張替え費用を請求されたが納得できない」など、退去時の原状回復をめぐるトラブル事例について、国民生活センターの啓発内容をご紹介します。
9月に退去を予定している方も、これから引っ越しを考えている方も、ぜひ事前に知っておきましょう。
※今回ご紹介する内容は、独立行政法人国民生活センターの掲載許可を頂いております。
1. 【賃貸住宅の原状回復トラブル】相談件数は1万3000件以上
独立行政法人「国民生活センター」によると、賃貸住宅の原状回復トラブルにまつわる相談件数は2024年度で1万3000件を超えます。
- 2022年度:1万2885件
- 2023年度:1万3273件
- 2024年度:1万3277件