6月に入り、今月はボーナス月という方も多いでしょう。
ボーナス月は自身の年収を考えたり、キャリアについて考えたりしやすい時期。
収入を増やす方法としてさまざまな方法がありますが、その一つに役職に就くことがあります。
役職自体は適性や向き不向きがあるものですし、希望していないという方も現代では少なくありませんが、実際に収入はどれくらいなのかをみていきましょう。
1. 中間管理職の平均年収はいくら?
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 役職別」を参考に、中間管理職「部長・課長・係長」の平均年収を紹介します。
※調査実施年6月分の所定内給与額の平均値です。6月分として支給された現金給与額のうち、超過労働給与額を差し引いた金額で、所得税等を控除する前の額です。
まず、部長、課長、係長の平均賃金は以下のとおりです。
1.1 中間管理職の平均賃金一覧表
- 部長:62万7200円
- 課長:51万2000円
- 係長:38万5900円
ボーナス(年2回かつ賃金2ヶ月分)を考慮して、平均年収を計算すると以下の結果となります。
1.2 中間管理職の平均年収一覧表
- 部長:1003万円程度
- 課長:819万円程度
- 係長:617万円程度
ちなみに非役職者の場合は平均賃金が30万2800円。年収を試算すると484万円程度となりました。
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によれば、給与所得者の平均年収は460万円です。
中間管理職の平均年収が高い水準にあることがわかるでしょう。
一方で、中間管理職を希望しないという人も少なくありません。