6月に入り、多くの会社員が夏のボーナス支給日を迎えるなか、シニア世代やこれからの老後を控える現役世代にとっての大きな関心事は、いよいよ6月15日に初めて口座へ振り込まれる「2026年度の新しい年金額」ではないでしょうか。
総務省の消費者物価指数が高止まりするなか、生活防衛のために毎月の実質手取りがいくらになるかは切実な問題です。
今年度の公的年金は、物価や賃金の動向に合わせて国民年金(基礎部分)が「+1.9%」、厚生年金が「+2.0%」と、それぞれ引き上げられることが決定しました。
しかし、この増額改定によって、私たちの老後資金の不安はどの程度解消されるのでしょうか。現役時代の働き方や収入によって将来もらえる金額には大きな個人差があり、世間で一つの目安とされる「ひとりで月額15万円」のラインを突破できる人は、実は決して多数派ではないというシニアの現実も見えてきます。
本記事では、最新の受給額別データの分布をひも解きながら、現在のシニア層のふところ事情を解説します。
さらに、2025年に成立した法改正によるパートタイマーの社会保険加入義務化のロードマップと、私たちが今から取り組むべき対策についてもあわせて確認していきましょう。
著者
一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、AFP(Affiliated Financial Planner)を保有。関西学院大学総合政策学部卒。日本生命保険相互会社に入社。個人・法人顧客の新規開拓・コンサルティング営業に従事。生命保険提案を通じ、FPとして若年層から富裕層までの相談経験をもつ。ライフスタイルに合ったバランスの良い保障と資産運用のアドバイスが強み。現在は個人向け資産運用サービス会社にて、資産運用コンサルティング業務のサポートをおこなう。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。大阪府大阪市出身。
監修者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は日本生命保険相互会社出身の村岸理美、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)