毎月の給料日が待ち遠しい、という人はとても多いと思います。しかし、自分の口座に振り込まれた金額が、どのようにして計算されたものか、という点をきちんと理解できている人は、それほど多くはないようです。給料と給与の違い、給料明細の見方や各項目の計算方法、給料にまつわるあれこれなどについてみていきましょう。

まずは給料について理解しよう

社会人になってはじめての給料日。ワクワクしながら、口座に振り込まれた金額を確認して、「あれ、思っていたより少ない?!」と首を傾げた経験のある人は、意外に多いのではないでしょうか?それもそのはず、毎月給料日に口座に振り込まれる金額は、本来の給料から、所得税や社会保険料などが差し引かれた金額となっているためです。

振り込まれた金額だけを見て、「ウチの会社は給料が少ない。」「どうして自分だけがこんなに引かれるのか。」と感じる人もいるかもしれませんが、給料の額が年齢や社歴によって異なるように、給料から差し引かれる所得税や社会保険料も個々の状況によって金額が異なります。自分の口座に振り込まれた金額がどのようにして計算されたものなのか、また給与や所得、年収など、給料と深いかかわりのある用語についても、きちんと理解しておくことは、社会人として、とても大切なことといえるでしょう。

他の人の給料はどのぐらい?

下世話な話だなあ・・とは思いつつも、気になってしまうのが他人の給料。同じ会社で働く人はもちろん、「あの企業だったらいくらもらえるのだろう?」「公務員と民間企業ではどのぐらい違うの?」等々、面と向かっては聞けないけれど、気になっているという人は多いのではないでしょうか?

特に企業によって差が出やすいのは、給料の額よりも賞与(ボーナス)の額です。就職や転職を考えている人にとっては、この賞与の実態について理解しておくことは、企業選びの参考になるかもしれません。

とても気になる!給料が高い会社はどんなところ?

他人の給料も気になりますが、「そもそも給料が高い会社はどこなのか?」という点について、興味があるという人も多いでしょう。実際に勤務する人に話を聞くことは難しいですが、上場企業であれば、有価証券報告書からおおよその給料の金額を割り出すことが可能です。また、統計調査から給料の高い職業を知ることもできます。

こちらも、就職や転職の際の企業選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

ライフプランと給料の関係も理解しておこう

通常、就職をして初任給をもらったあとは、勤務年数や仕事の成果によって昇給があり、だんだんと支給される給料の額は増えていきます。社会人として働く中で、結婚をし、家庭を持つ人も多くいますが、扶養すべき家族ができることで、所得税などの額にも違いが出てきます。

このようにライフプランと給料は、密接に関係しているものですが、これらを理解しておくことも、非常に大切なことといえます。

まとめにかえて

いかがでしたか?給料日に口座に振り込まれる金額だけではなく、社会人としてその計算過程を理解しておくことは、決して損になることはありません。また、直接聞くのは失礼ですが、他の人がどのぐらいの給料をもらっているか、おおよその金額を知っておくことも、就職や転職活動においては、有益なことといえるかもしれません。

LIMO編集部