「子どもの世話がひと段落したから、しっかり働きたい」「定年後もまだまだ働きたい」「新しい仕事に挑戦してみたい」
このような仕事に対する意欲がではじめたとき「でも、スキルや経験がなくて不安…」と感じる方も多いのではないでしょうか。そんな不安を解消する選択肢のひとつが、厚生労働省の「ハロートレーニング」です。テキスト代以外は無料で受講でき、条件を満たせば一部の訓練で一定の手当が支給されることもあります。
今回はその中から、就職率が高く人気の「公共職業訓練(離職者訓練)」と「求職者支援訓練」について、最新の実績データをもとにわかりやすく解説します。
1. ハロートレーニングとは?再就職やスキルアップを目指す人を支援
ハロートレーニングは、厚生労働省が実施する公的な職業訓練制度の総称で、再就職やスキルアップを目指す人を支援する取り組みです。求職者や在職者を対象に、全国のポリテクセンター(ものづくり分野を中心とした実践的な訓練を行う専門機関)や都道府県・民間機関で多様な訓練コースを提供しています。離職者訓練や在職者訓練、学卒者訓練などがあり、ハローワークを通じて受講申込みができます。
今回はテキスト代を除いて無料で学べる「公共職業訓練(離職者訓練)」と「求職者支援訓練」についてポイントを解説します。