3.1 求職者支援訓練では何が学べる?
2つのコースにわかれる訓練ですが 、基礎コースは社会人としての基礎的な能力を習得する訓練です 。実践コースは受講者数全体の86.5%を占め 、介護、情報、医療事務などの専門分野を学ぶことができます 。中でも「営業・販売・事務」分野が受講者数の32.1%と最も多く、次いで「デザイン」分野が30.9%を占め、これらは比較的人気のあるコースです 。また、「IT」と「デザイン」分野は応募倍率がそれぞれ1.08倍、1.28倍と他の分野に比べてやや高い傾向にあります。
また、令和5年度の求職者支援訓練の受講者は4万4699人でした。受講者は25歳〜29歳が16.1%と最も多く、60歳〜64歳で5.0%、65歳以上で1.7%と比較的幅広い年代が受講していることがわかります。就職率も全体で約6割と比較的高めで、なかでも「介護・医療・福祉」分野は約7割と安定した実績が見られます。