「人生100年時代」といわれ健康寿命が延びる一方で、老後の経済的な不安はむしろ増大しています。

内閣府「令和7年版 高齢社会白書」でも、65歳以上の3人に1人が経済的な暮らしに不安を感じていることが明らかになっており、この5年でその割合は上昇傾向にあります。

経済的な不安を解消するためには、まず「自分を知ること」「周りを知ること」が重要なステップとなります。客観的なデータを基に、自分の状況を把握することで、より現実的な対策を講じることができるでしょう。

10月は家計の見直しやライフプランを考えるのに最適な季節。年末に向けて支出が増える前に、老後の生活設計を見直してみませんか。

本記事では、「70歳代世帯」の生活の実態に焦点を当て、貯蓄額の平均値や中央値、日々の生活費、年金収入額などの具体的なデータを詳しく分析していきます。

これからの人生設計や老後の備えについて考える際の参考として、ぜひお役立てください。