2. 年金はどのタイミングで受給するのが一番お得?
結論からお伝えすると、「年金をいつから受給するのが最もお得か」は、個人によって異なります。
つまり、75歳で年金を受給し始めた場合、その人の「寿命」によっては損をすることもあれば、得をすることもあるのです。
たとえば、繰下げ受給を利用して年金額を増やしたとしても、もし80歳で亡くなった場合、65歳から受給を始めたほうが得になります。
一方、90歳まで生きた場合には、繰下げ受給を選んだほうが、総受給額としては得になる可能性が高いです。
寿命は人それぞれですが、厚生労働省の調査によると、男性の平均寿命は「81.09歳」、女性は「87.14歳」です。
ただし、これらは「平均寿命」であり、病気や介護が必要な期間も含まれています。
日常生活に支障なく過ごせる期間である「健康寿命」は、平均寿命より短い傾向にあります。
そのため、年金の受給開始年齢を決める際には、平均寿命だけでなく健康寿命も考慮してシミュレーションすることが重要です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】