4. 60歳代で働いているシニアはどれくらい?

シニアの労働者は年々増加傾向

【シニア労働】年々増加傾向に

出所:厚生労働省「高齢者雇用対策の概要」

厚生労働省職業安定局が2024年6月24日に公表した「高齢者雇用対策の概要」から、シニアの就労状況をのぞいてみましょう。

2023年時点での就業率は、60~64歳で74.0%、65~69歳で52.0%です。「やりがい」「健康維持」など還暦以降も働く理由は人それぞれですが、暮らしにゆとりを持たせるために仕事をする人が一定数含まれていることは確かでしょう。

「年金だけではギリギリ」「想定外に低年金だった」といった場合、やはり勤労収入を確保できれば安心感に繋がるはずです。

次では、60歳代の暮らしぶりに関する意識調査の結果を見てみましょう。当事者であるシニア世代たちはどのような実感を持っているのでしょうか。