2月は、前年の医療費を計算して確定申告(医療費控除)の準備を始める方も多いタイミングです。
特に75歳以上の「後期高齢者医療制度」は、2025年秋に大きな区切りを迎え、窓口での負担感に変化が出ている方も少なくありません。
今回は、最新の制度状況を整理し、60歳以上の年齢層ごとに「1人あたりどれくらいの医療費がかかっているのか」を具体的数値で見ていきましょう。
1. 75歳以上が原則加入対象の「後期高齢者医療制度」とは?
後期高齢者医療制度は、公的医療保険制度の一つで、原則として75歳以上の人、または65〜74歳で一定の障害認定を受けた人が加入対象となります。
就労しているかどうかにかかわらず、75歳に到達すると、それまで加入していた国民健康保険や健康保険、共済組合などから、自動的に後期高齢者医療制度へ切り替わります。
保険料は、全員に一律でかかる「均等割」と、所得に応じて決まる「所得割」を合算して算出されます。
なお、具体的な保険料額は、居住している都道府県ごとに設定されています。
著者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)
監修者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年2月12日更新)