2月は、前年の医療費を計算して確定申告(医療費控除)の準備を始める方も多いタイミングです。

特に75歳以上の「後期高齢者医療制度」は、2025年秋に大きな区切りを迎え、窓口での負担感に変化が出ている方も少なくありません。

今回は、最新の制度状況を整理し、60歳以上の年齢層ごとに「1人あたりどれくらいの医療費がかかっているのか」を具体的数値で見ていきましょう。

1. 75歳以上が原則加入対象の「後期高齢者医療制度」とは?

後期高齢者医療制度は、公的医療保険制度の一つで、原則として75歳以上の人、または65〜74歳で一定の障害認定を受けた人が加入対象となります。

就労しているかどうかにかかわらず、75歳に到達すると、それまで加入していた国民健康保険や健康保険、共済組合などから、自動的に後期高齢者医療制度へ切り替わります。

保険料は、全員に一律でかかる「均等割」と、所得に応じて決まる「所得割」を合算して算出されます。

なお、具体的な保険料額は、居住している都道府県ごとに設定されています。