4. 老齢厚生年金と高年齢雇用継続給付の併給調整について
在職老齢年金をもらいながら、高年齢雇用継続をもらうことは可能ですが、高年齢雇用継続の給付額に応じて、年金の一部が支給停止される場合があります。
併給調整の際にカギとなるのは、60歳到達時点の賃金月額に対する標準報酬月額の割合です。
高年齢雇用継続給付の手続きは事業所の担当者が行うことになります。ご自身がもらう年金についての詳しい相談をしたい場合、相談先は住所を管轄する年金事務所が窓口になります。
5. 在職老齢年金制度を意識した働き方
高齢になってくると、在職老齢年金や高年齢雇用継続給付など、さまざまにもらえるお金がありますが、60歳時点の賃金月額や標準報酬月額などで変化します。
この機会に、自身がどのような働き方を今後希望し、どのくらいの収入を維持したいのか考えておくとよいでしょう。
参考資料
舟本 美子