4. 年金以外の老後対策「資産運用」とは
年金を増やす方法もありますが、それぞれの方法にはやはり限界があります。
老後資金として、まとまった老後資金も必要になるでしょう。
ただし、今はマイナス金利の時代なので、元銀行員の私でも銀行預金一択にはできません。多少のリスクはあっても資産運用が有効になるケースもあります。
「毎月3万円・20年間・年利3%」という条件でシミュレーションしてみましょう。
さらに、「毎月3万円・30年間・年利3%」でもシミュレーションしてみます。
上記からわかるように、投資はなるべく長く持つことで、複利の効果を使って運用することができます。
5. おわりに
資産運用を含め、老後資金の準備が必要になるでしょう。
年金だけに頼らない自助努力こそ、豊かな老後を手に入れる近道になるのだと思います。
※本記事は2022年12月22日時点の最新公開データをもとに執筆されたものです。
参考資料
- 厚生労働省「令和2年度(2020年)厚生年金・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「令和2年4月分からの年金額等について」
- 国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
- 金融庁「資産運用シミュレーション」
足立 祐一