【75歳以上の後期高齢者】”現役並みの所得がある人”は医療費「3割負担」、具体的に所得いくらの人が対象なの?
2025年度の後期高齢者医療保険料も「年金収入195万円・82万円」のケースで紹介
Mladen Mitrinovic/shutterstock.com
公的医療保険は、現役を引退した後も生涯にわたり家計を守る大切な制度となります。
原則として、75歳になると「後期高齢者医療制度」へ移行しますが、このとき、医療機関での窓口負担は、所得に応じて「1割・2割・3割」のいずれかに決定されます。
現役並みの所得がある方は3割負担となり、年齢を重ねて病院にかかる機会が増えるほど、家計への影響は無視できません。
この記事では、後期高齢者医療制度の基本的な概要を整理しつつ、「ご自身の窓口負担が何割になるのか」という判定基準を、収入(所得)の具体的な目安とともに詳しく解説します。
負担割合が1割で済むのか、それとも3割になるのか。老後の生活設計に直結する重要な基準をご確認ください。
1. 75歳から切り替わる「後期高齢者医療制度」の基本的な仕組み
後期高齢者医療制度は、日本の公的医療保険制度の一つで、原則として75歳以上の方が加入対象です。
ただし、65歳から74歳までの方でも、一定の障害状態にあると認定された場合は、この制度に加入することが可能です。
75歳の誕生日を迎えると、それまで加入していた国民健康保険や会社の健康保険組合などから、働いているか否かにかかわらず、自動的に後期高齢者医療制度の被保険者となります。
加入者の年齢や所得によって医療費の自己負担割合は変わりますが、この制度に移行した場合、医療機関の窓口で支払う金額はどのくらいになるのでしょうか。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】