3. 年金を増やすには?老後対策
年金の受給額は、周知のとおり減少傾向にあります。
世代間扶養の構造である以上、高齢化が進む日本では、年金制度を維持するために金額が減少するのは仕方ないのかもしれません。
とはいえ、老後の生活を考えると少しでも年金をあげたいと思えるのではないでしょうか。
もっとも一般的な方法は「繰下げ受給の活用」です。
これは、年金の受給開始を本来の65歳ではなく、1ヵ月遅らせるごとに受給額が0.7%増額されるというものです。
最大で75歳まで繰下げた場合は年金額が84%増加して受け取ることが可能ですが、現実的には健康状態や働き口を見ながら時期を見定めることとなるでしょう。
また、加給年金が受け取れないことや年金受給額上昇による、税金・保険料負担が高まることも要注意です。
執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。