厚生労働省は12月6日に10月の毎月勤労統計調査を公表しました。それによると、1人あたりの物価変動を考慮した実質賃金は前年同月と比べて2.6%減。7カ月連続の減少となります。
資源高や円安の影響もあり、物価の上昇に賃金の伸びが追いつかない状況が続いています。値上げラッシュは来年の3月ごろまで続くといわれており、日々の生活に不安を感じる人も多いでしょう。
とはいえ、老後の生活については心のどこかで意識しておきたいですね。
基礎年金(国民年金)の、いまの平均月額は5.6万円。サラリーマンだった場合は厚生年金を上乗せ受給できますが、こちらは現役時代の稼ぎや加入期間により個人差が大きくでます。
今回は、年金のしくみや「基礎年金」と「厚生年金」の受給額事情を俯瞰したあと、老後のお金について考えます。