3. 厚生年金「平均年金月額」はいくら?

では、サラリーマンだった人が受け取る「厚生年金」はどうでしょう。

【厚生年金保険(第1号)】男女別・年金額の分布

出所:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

3.1 厚生年金保険(第1号)平均年金月額(※)

※基礎年金(国民年金)の月額を含む

全体:14万4436円

  • 男子:16万4742円
  • 女子:10万3808円

厚生年金(基礎年金の月額を含む)年金月額の男女差は、月額で約6万円です。厚生年金の場合は収入によって納めた保険料が、年金加入期間とともに受取額に反映されるため、個人差・男女差が大きくなる傾向にあります。

女性の平均受給額が男性より低い理由としては、出産・育児・介護などのタイミングで働き方を変えたり、一度退職する人が多いことなども考えられますね。

ライフスタイルの自由度が上がったり、働き方の男女の差が縮まりつつある時代。こうした背景から、老後の年金額の男女差は今後小さくなっていくことが考えられるでしょう。

3.2 自分はいくら受け取れそう?まずは「年金見込額」の確認から

老後に受け取る予定の年金が「基礎年金のみ」となる、自営業やフリーランス、専業主婦(主夫)だった人は、老後資金の準備は早めに意識しておく必要があるでしょう。

日頃の貯蓄のなかで、遠い将来使うお金を区別して意識しておけるとよいですね。

また、厚生年金は基礎年金よりも手厚いイメージがありますが、受給額には大きな個人差があるため、平均額だけを鵜呑みにするのは避けたいところ。

グラフでも分かるように、厚生年金は現役時代の稼ぎや年金加入期間が、実際の年金額にダイレクトに響きます。まずは「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で自身の将来の年金見込額を把握しましょう。