盆栽は、日本が世界に誇る伝統的文化のひとつ。敷居が高いイメージを持たれがちですが、実は初心者でも気軽に楽しむことができるんですよ(※編集部注)。
今回は、盆栽の基本の植え方や必要な道具、オススメの植物をご紹介します。
盆栽に興味がある人はもちろん、おうち時間を充実させたい人や新しい趣味を見つけたい人はぜひ参考にしてください。
【参考記事】【和のガーデニング】初心者でも育てやすい「ミニ盆栽」手のひらサイズの和モダンが奥深い
そもそも盆栽とは?
盆栽とは「自然界の美しさや過酷さを鉢の上で表現した園芸作品」のことをいいます。
簡単にいうと、鉢に樹木の苗木を植えて、山に自生しているような姿に仕立てながら育てていくこと。
樹形に正解がないため自分のセンスで仕立てることができ、鉢や植物の選び方次第で洋風仕立てにすることも可能です。
インテリアグリーンとして、また長く付き合える趣味として、若い世代にも人気が広がっています。
【盆栽ガイダンス】必要な道具・基本の育て方が知りたい!
【盆栽】必要な道具・便利なアイテム
盆栽をはじめるにあたり、必要な道具と便利なアイテムをまとめてみました。
- お好きな苗木
- 盆栽鉢
- 鉢底ネット
- 盆栽用の土
- 鉢底石
- 苔(無くてもOK)
- 割りばし(細い棒)
- ハサミ
- ラジオペンチ
- 盆栽用ワイヤー(径0.5~1.4ミリ程度。市販のアルミ製針金でも代用可。)
- 筒形スコップ(小型のシャベルでも可)
- バケツ
道具は園芸店やホームセンター、100円ショップで揃えられます。店舗によっては必要な道具と苗木がすべてセットになった盆栽キット(参考価格:3000円~)も販売されているので上手に活用しましょう。
盆栽の「植え方の基本」
- ワイヤーをU字に曲げ、鉢底ネットに通す
- 鉢の底穴にワイヤーを通した鉢底ネットを敷き、ワイヤーの先を鉢の両サイドに出す
- 鉢底に鉢底石を薄く敷く
- 土を浅く敷いて平らにならす
- 苗木の幹や枝にワイヤーをらせん状に巻きつけ、好みの樹形を作る
- 苗木をポットから取り出し、土を軽く落としてから鉢に植える
- 土を入れる。割り箸などでつつきながら、隙間が無いように入れ込む。
- 鉢の両サイドに出したワイヤーをペンチを使いながら根や株元に巻き、倒れないように固定する
- 水を張ったバケツに浸して吸水させる
- 全体的なバランスを見ながら土に苔を貼る
盆栽の「育て方の基本」
盆栽の置き場所は、日当たりと風通しが良い場所が基本です。ただし、夏の直射日光は強過ぎるので、カーテン越しの日光が当たるところで育てましょう。
水やりの頻度は、春と秋は1日1回、夏は朝と夕方に各1回ずつ、冬は土の表面が乾いたら与えるようにします。2~3年に1度はひと回り大きいサイズの鉢に植え替え、苗木の成長を促しましょう。
【盆栽にトライ!】初心者でも育てやすい。盆栽にオススメの植物4選
モミジ
秋の紅葉はもちろん、春の新緑も見ごたえがあるモミジ。さまざまな品種がありますが、枝がほんのりと赤いイロハモミジや葉が大きめのヤマモミジは育てやすくてオススメの品種です。夏場の直射日光に当てると葉が変色する恐れがあるため、置き場所には気を付けましょう。※参考価格:500~2000円(3~4号ポット苗木)
クロマツ
盆栽に使われる樹木の代表格ともいえる黒松。樹齢が経つと幹が剥離し、亀の甲羅のようなカッコイイ模様に変化します。あらかじめ樹形が整えてある盆栽用苗木も販売されているので、好みに合わせて選びましょう。※参考価格:500~3000円(2.5~4号ポット苗木)
【和モダン&キュート】赤い実が可愛い「ピラカンサ」
ピラカンサ
春には白い小さな花が、秋には赤くてカワイイ実が、年間を通してグリーンの葉が楽しめるピラカンサ。日当たりが良い場所を好みますが、乾燥に弱いので水やりには気を付けましょう。葉が茂りすぎたらピンセットなどで摘み、通気性を確保してください。※参考価格:2000~3000円(3~4号ポット苗木)
意外にも盆栽にピッタリ!「ガジュマル」の力強さを楽しむ
ガジュマル
ふっくらとした気根と青々とした葉の対比がユニークなガジュマル。精霊「キジムナー」が住む樹木といわれ、縁起の良さからも人気を誇っています。
成長が早くモリモリと育つので、1~2年に1度は植え替えが必要。水が大好きな植物なので、水やりを忘れないようにしましょう。※参考価格:500~2000円(3号ポット苗木)
まとめにかえて
秋は盆栽をはじめるのにベストなシーズン。植え付けと管理にはやや手間がかかりますが、日当たりと水やり、また数年に1度の植え替えと必要に応じて肥料を与えることで何年も育てることが可能です。
ぜひ世界に一つだけのオリジナル盆栽を育て、仕立てて、愛でて楽しんでくださいね。






