夏休みが明け、新学期に登園・登校すると、久しぶりに会うお友達の成長に気づく機会があるかもしれません。

昨今、学力格差イコール経済力の差という考えが浸透しています。たしかに習い事をさせるには「お金」が必要です。そして子どもの学力差は小学校入学後、学年が上がるにつれて顕著になってきます。

中学受験やさらなる学習機会の確保のため、通塾や通信教材の利用の有無という「学校外教育」を私費で補う家庭と経済的な理由から難しい家庭の間で、学力差が拡大していると考えられているからです。

しかし、「読み書きそろばん」といった学力よりも早い幼児期から差が出やすく、さらに研究結果から親の所得で違いがみられる「語彙」の問題を見過ごすことはできません。

とはいえ、語彙力を鍛えるには直接的にお金が関わってくることはないため、家庭で意識をしていくことで語彙力を増やすことができます。