月給や日給で働く人にも関係する「最低賃金」

時給以外で働く方にとっては、最低賃金は身近に感じられないかもしれません。

そこで、厚生労働省の「最低賃金額以上かどうかを確認する方法」から、自分の賃金が最低賃金をクリアしているかどうかの確認方法をご紹介します。

月給労働者

正社員など月給で働く方は、下記の式に当てはめて計算します。

  • 月給÷1箇月平均所定労働時間≧最低賃金額(時間額)

月によって休日数が異なるため、1ヵ月あたりの平均所定労働時間を使うことがポイントです。

出所:厚生労働省「最低賃金の対象となる賃金」

日給労働者

日給で働く方は、下記の式に当てはめて計算します。

  • 日給÷1日の所定労働時間≧最低賃金額(時間額)

例えば日給が8000円で、1日の所定労働時間が8時間だったとします。

8000円÷8時間=1000円なので、住んでいる地域によってはアウトとなります。

もし日給が1万円なら、時給換算で1250円。こちらなら、どの都道府県でもクリアしていることになります。