さまざまなモノの値上げが続くこんにち。「お金がなかなか貯まらない」「そもそも貯金にするほどお金が手元に残らない」という人も多いのではないでしょうか。

金融広報中央委員会が公表している「家計の金融行動に関する世論調査2021年(二人以上世帯調査)」によると、「老後の生活を心配している理由」のうち、一番の心配事が「十分な金融資産がないから」(66.7%)、次点が「年金や保険が十分ではないから」(54.8%)というもの。

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出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2021年(二人以上世帯調査)」

年金や保険はこれから備えていけばいいものの、金融資産については若いうちからしっかり考えておかないと老後に「お金がない!」ということになりかねません。

そこで今回は、20代会社員6名に「やってよかった」と思う節約、「ムダだった」と思う節約について聞いてみました。

やってよかった節約1. 自炊には食費節約以外のメリットも

メディア関連で働くAさんは節約のために自炊するようになって、食費節約以外にもメリットがあったと言います。

「自分で週末に料理して、平日の5日のうち最低でも4日は家で食べるというルールにして、1日だけは飲み会や外食をしてもOK、土日は昼と夜あわせて4回のうち2回以上は自炊するという緩いルールで節約のための自炊をはじめた。

すると自分の性にあっていたのだろうが、色々とこだわりをもって自炊をするようになってSNSに写真をアップするように。すると周囲の人から好評でうれしくなり、今も楽しく続いている」とのこと。

しかも「自炊を始めると自然と食べる量が減ってダイエットにもなった。野菜を使ったほうが見栄えがよく、SNSでも好評なので野菜を使うようになったことがよかったのかも。肌荒れも減って健康な生活ができている気がする」と話してくれました。

SNSでは意外と『健康によさそうな食事』『ていねいな暮らし』みたいなものが「いいね」がもらえるのだそう。

SNSでの高評価を励みに自炊を継続し、食費の節約と健康、ダイエット効果も獲得するなんてメリットが多いですよね。

やってよかった節約2. 飲み会や外食の回数を決める

IT企業で働くBさんは、飲み会の回数を決めることで節約になったと言います。

「節約のために飲み会は月に3回まで、という制限をかけた。それまでは何の制約もなく、誘われたら飲み会に参加していた。月に3回までというのは結構キツイなと感じたが、コロナの影響もあって飲み会に行く機会も激減。

Zoomなどのツールでオンライン飲み会をすることも増えて、地方に単身赴任中の友人や地元の友達とも交流がふえたが、オンライン飲み会と外での飲み会では使う金額が全く違う。オンライン飲み会が主流になって貯金が増えた」と話します。

「飲み会に行くと1回で少なくとも数千円は飛んでいきますよね。外食や飲み会の回数を制限することで自然とお金を使わない暮らしになります。さらに、飲み会が減って体調を崩すことが減った」というBさん。節約にもなり、体調も整って一石二鳥ですよね。

やってよかった節約3. ワンシーズンの着回しを考えてから服を買う

デザイン会社で働くCさんは、服に使うお金を節約したいと考えワンシーズンの着回しを考えて服を買うようにしたと言います。

「1つのトップスにつき5~6パターンの着回しができること。今の会社は私服勤務OKなので、会社へ行く服をワンシーズン分まとめ買い。それをスマホで撮影しておけば出かける前に焦って服を考える必要もなく、自分が持っている服も把握できるので似たような色使いの服を買うこともない。

まとめて服を買えば服がたくさんあることを知っているので、服をほしいなと思うこともなく節約効果バツグンだった」とのこと。

朝の時短にもなりますし、似たような服を買うこともなくなって節約にもなるのだそう。

着回しを考えるのもおっくうで、毎日同じような組み合わせになるという人もいるのではないでしょうか。服装がマンネリ化することも防げますし、節約にもなるのでぜひ試してみたいですよね。

ムダだった節約1. 安いスーパー探しは体力も時間も使う

小売業で働くDさんは、家の近くで安いスーパーを探していましたが、「いまいち効果が見えにくい」と話します。

「引っ越しを機に家賃が少し上がったので食費を抑えたいと思い、激安スーパーを探すことにした。ようやく探したのは駅から20分、自分の自宅からは25分くらい歩く距離。

次の駅のほうが近いくらいだったので、買い物するたびに重い荷物を持って片道25分、往復1時間くらいあるくのもしんどいと思い、自然と足が遠ざかった。

最初は安さに感動していたけれど、家計簿を見てみると思ったよりも食費が節約できていなかった。このくらいの節約なら近くのスーパーで買ったほうが自分の精神的にもいいし、時間の無駄遣いもなくなるのでと思った」とのこと。

激安スーパーでも家からアクセスが悪く時間をかけて歩いていくというのは辛いですよね。節約効果をあまり感じられずに時間と体力の無駄遣いなら、いっそ割り切ってほかの部分で節約したいものです。

ムダだった節約2.こまめに電源を切るのは効果があまり感じられない

医療関係で働くEさんは、「小さい頃から両親が『こまめに電源を消しなさい』と言っていたことの名残で、節約といえば光熱費の節約、電源を切ることが大事と思い込んでいた。

でも、自分でいざやってみるとあまり効果を感じられない。節電要請が出たときにはみんなでもちろん節電を心がけるけれど、節約のためにと電源をこまめに切るっていうのはうるさく言わないことにした」とのこと。

たしかに節約といえば、家電の電源をこまめに切るというのが一番に思いつくかもしれません。ですが、最近の家電はかなり省エネになってきましたし、電気料金にあまり大きな影響を与えないようです。

こまめに電源を切ることはいいことですが、その心がけに対する節約効果が期待を下回るようでは「無駄だった」と感じるのも仕方ないかもしれませんね。

ムダだった節約3. 安さをもとめて商品のグレードを落とす

薬剤師として働くFさんは、「新卒のときは若くて稼ぎも少なかったので『とにかく安いもの』ということを一番の基準にいろんな商品を買っていた。

たとえば消耗品はすぐダメになるから安いものでもOKと思っていたし、食材も値段で大きな違いはないかなと思っていた」と言います。たしかに消耗品に対して、あまりお金をかけても仕方ないという発想は理解できます。

しかし「安さばかり求めていると『安物買いの銭失い』とはよく言ったもので、安い商品ばかりだと耐久力が低くて、本当にすぐダメになってしまう。ある程度は値が張るものでもそちらを選んだほうがいいということもよくある。

安さ一辺倒で選ぶのではなく、安いものを選ぶときとちょっと高いけどしっかりしたもの買うときのメリハリをつけることの方が大事だと思った」と話してくれました。

まとめにかえて

今回は20代会社員6名に「取り組んでよかった」と思う節約と「無駄だった」と思う節約について聞いてみました。

節約ははじめるのは簡単ですが、継続するのは難しいものです。しかも、効率の良い節約とそうでもない節約がありますよね。せっかく節約を頑張るなら、できれば効率の良い節約を頑張りたいものです。

参考資料