ムダだった節約3. 安さをもとめて商品のグレードを落とす
薬剤師として働くFさんは、「新卒のときは若くて稼ぎも少なかったので『とにかく安いもの』ということを一番の基準にいろんな商品を買っていた。
たとえば消耗品はすぐダメになるから安いものでもOKと思っていたし、食材も値段で大きな違いはないかなと思っていた」と言います。たしかに消耗品に対して、あまりお金をかけても仕方ないという発想は理解できます。
しかし「安さばかり求めていると『安物買いの銭失い』とはよく言ったもので、安い商品ばかりだと耐久力が低くて、本当にすぐダメになってしまう。ある程度は値が張るものでもそちらを選んだほうがいいということもよくある。
安さ一辺倒で選ぶのではなく、安いものを選ぶときとちょっと高いけどしっかりしたもの買うときのメリハリをつけることの方が大事だと思った」と話してくれました。
まとめにかえて
今回は20代会社員6名に「取り組んでよかった」と思う節約と「無駄だった」と思う節約について聞いてみました。
節約ははじめるのは簡単ですが、継続するのは難しいものです。しかも、効率の良い節約とそうでもない節約がありますよね。せっかく節約を頑張るなら、できれば効率の良い節約を頑張りたいものです。
参考資料
大塚 ちえ