ムダだった節約1. 安いスーパー探しは体力も時間も使う
小売業で働くDさんは、家の近くで安いスーパーを探していましたが、「いまいち効果が見えにくい」と話します。
「引っ越しを機に家賃が少し上がったので食費を抑えたいと思い、激安スーパーを探すことにした。ようやく探したのは駅から20分、自分の自宅からは25分くらい歩く距離。
次の駅のほうが近いくらいだったので、買い物するたびに重い荷物を持って片道25分、往復1時間くらいあるくのもしんどいと思い、自然と足が遠ざかった。
最初は安さに感動していたけれど、家計簿を見てみると思ったよりも食費が節約できていなかった。このくらいの節約なら近くのスーパーで買ったほうが自分の精神的にもいいし、時間の無駄遣いもなくなるのでと思った」とのこと。
激安スーパーでも家からアクセスが悪く時間をかけて歩いていくというのは辛いですよね。節約効果をあまり感じられずに時間と体力の無駄遣いなら、いっそ割り切ってほかの部分で節約したいものです。
ムダだった節約2.こまめに電源を切るのは効果があまり感じられない
医療関係で働くEさんは、「小さい頃から両親が『こまめに電源を消しなさい』と言っていたことの名残で、節約といえば光熱費の節約、電源を切ることが大事と思い込んでいた。
でも、自分でいざやってみるとあまり効果を感じられない。節電要請が出たときにはみんなでもちろん節電を心がけるけれど、節約のためにと電源をこまめに切るっていうのはうるさく言わないことにした」とのこと。
たしかに節約といえば、家電の電源をこまめに切るというのが一番に思いつくかもしれません。ですが、最近の家電はかなり省エネになってきましたし、電気料金にあまり大きな影響を与えないようです。
こまめに電源を切ることはいいことですが、その心がけに対する節約効果が期待を下回るようでは「無駄だった」と感じるのも仕方ないかもしれませんね。