まだコロナ収束の兆しが見えない今、外出できずにおうちで春を迎える方も多いでしょう。
長引くおうち時間に考えておきたいのが、家族のお金について。
夫婦のいずれかが亡くなったときの保障をしっかり備えておくことで、ライフプランを安定させることはとても重要です。
公的保障の一つである「遺族厚生年金」は、妻が亡くなると夫でも受け取ることができるのでしょうか。
受給要件や受給額について解説します。
遺族基礎年金と遺族厚生年金とは
遺族年金とは、家族が亡くなったときに遺族が受給できる公的年金です。亡くなった人が加入していた年金によって「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」に分かれるので、まずは両者の違いを押さえましょう。
- 遺族基礎年金:国民年金に加入していた人が亡くなったとき、子ども(18歳になる年度末までの子どもや一定の障害がある20歳未満の子ども)のいる配偶者や子どもが受け取れる年金
- 遺族厚生年金:厚生年金に加入していた人が亡くなったとき、配偶者や子どもなどが受け取れる年金
ただし受給するためには、一定の要件を満たす必要があります。詳しくみていきましょう。