老後資金は「退職金頼み」から「自分で作る」時代に
職業を問わずほとんどの世帯に、自助努力による老後資金作りが求められると筆者は考えます。
60歳までに2000万円を「預貯金だけ」で準備しようと考えた場合、30歳からスタートした場合、毎月約5万6000円を欠かさず積み立てていくことが必要です。
コロナ禍のような給与の増減に関わる不可抗力は、今後もいつ何時やってくるか分かりません。「貯め続ける」ことを考えた場合、この金額にハードルが高い印象を持たれた方も多いでしょう。
そこで、同じ「30年」という期間で同じ「2000万円」を準備するのであれば、資産運用で「お金に働いてもらう」発想を持っていただくこともお勧めできます。
複利の力を借りて効率よくお金を育てるしくみを作っていくのです。
資産運用は、始める年齢、状況、目標額によって、選ぶ商品や運用スタイルが変わってきます。インターネットを活用して効率の良い情報収集を進めていきましょう。
資産運用を早めにスタートした場合、毎月の積立額は少額でも複利の力を借りて効率良くお金を育てていくことも可能です。
老後までの長い距離を無理なく走り続けるためにも、ぜひ「資産を育てるしくみづくり」を検討されることをお勧めします!