新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の収束の見通しが立ちにくいこんにち。民間企業のボーナスや給与事情は厳しい状況におかれています。ただ、退職金に関しては「コロナ禍以前」から、年々厳しくなっています。

退職金の待遇が手厚そうだな……と多くの人が思われるのは、公務員、とりわけ国家公務員ではないでしょうか。そんな羨望を集める一方で、有事の際には第一線で業務に取り組むハードなイメージも。

昨年の2020年12月に国家公務員の「サービス残業」の実態調査を河野太郎・行政規制改革相(当時)が公表し、若手離職の問題点に触れたところからも、その激務の様子がうかがえます。

私たちの生活のために尽力されるみなさん。それに見合った待遇はあるのか、気になりますね。そこで本日は、FPの資格を持ち、証券会社にて約20年資産運用コンサルティングに携わってきた私から、国家公務員の退職金事情や、老後資金の準備についてお話ししてまいります。