年収800万円超900万円以下の人は100に3人程度の割合でいることがわかります。年収が高くなるにつれて、割合は徐々に減っていきます。日本人の平均年収は44万円程度ですから、年収800万円の人は上位10%に入る高所得者と言えます。

年収800万円世帯の貯蓄はいくらか

それでは、年収800万円世帯の貯蓄状況をみていきましょう。

総務省統計局が発表した「家計調査/貯蓄・負債編2人以上の世帯詳細結果表」から、勤労者世帯の年収800~900万円未満世帯の貯蓄額と内訳は下記のとおりです。

800~900万円未満

貯蓄・・・1,537万円

〈内訳〉

  • 通貨性預金(普通銀行等、郵便貯金銀行)・・・445万円
  • 定期性預貯金(普通銀行等、郵便貯金銀行)・・・472万円
  • 生命保険など・・・342万円
  • 有価証券・・・203万円
  • 金融機関外・・・75万円

年収800万円世帯の資産構成は大部分が預貯金、ついで生命保険、有価証券の順で保有しているのがわかります。

また、株や投資信託などの有価証券などは、預貯金の1割強を占めており、多少のリスクをとって運用を行っている状況がわかります。将来の貯金や年金のために、iDeCoやNISAを活用しているのかもしれません。