好調な既存店売上高を背景に、いかに市場で楽観的な見方が広がっていたかがわかる。しかし、2018年以降は急低下し、3月上旬は約0.2倍と、株価急騰前の水準どころかそれをさらに下回っている。

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同じジェットコースター銘柄「ライザップ」よりも回復の見込み有り?!

ペッパーフードのジェットコースターのような株価について、プライベートジムを運営するRIZAPグループ(以下、ライザップ)も時を同じくして似たような値動きを辿っていた。ライザップの株価は2017年4月までは200円前後で推移しており、それ以降急上昇。11月には1500円を超えた。しかしその後は売りが続き、現在150円台となっている。

ライザップはジムを運営するかたわら、経営難の企業を次々と買収し、事業を拡大させていった。その際、「負ののれん計上益」を積み上げることで営業利益を大きく伸ばしてきた。

負ののれんとは簡単にいえば他社を割安で買収できた時のそのディスカウント分であり、会計を成り立たせるために必要とされている面が強い。それゆえ、なにかモノやサービスを売って得た利益とは異なり、負ののれん計上益を上げたからといってそれ自体にキャッシュの流入は伴わない。

実際に、2018年3月期の営業利益に対して、営業キャッシュフローはわずか8700万円のプラスだったように、利益とキャッシュの動きに大きな乖離があった。